ここから本文です。
入試情報最前線
高等部(大学受験)
高校1年生向け・文理選択の基本ガイド
2025年8月末、市田塾高等部の大学生チューターたちが、高校1年生向けに自分の通う大学・学部紹介をおこないました!
![]() |
![]() |
![]() |
『大学入試は高校1年生から始まっている』
できるだけ早く大学入試情報を入手し、進路についての目標を設定をした生徒こそ、大学受験を有利に進めていくことができます。
市田塾高等部では、さまざまな機会を利用して大学入試情報を提供しています。
1. 文理選択とは?
高校1年生の秋から冬にかけて、文系・理系の選択を行うことになります。
多くの高校で2年生から文系・理系に分かれたクラス編成となります。
この選択は、高校で履修する科目を決めるだけでなく、大学入試の科目・進路選択・将来の職業にも大きく関わります。
2. 文系と理系の違い
【文系】
中心科目:国語・地理歴史・公民・英語
-
数学も受験科目になる場合が多い
国公立大学志望の場合、共通テストで必要
推薦入試を目指す場合、評定平均アップのために重要
経済学部や経営学部では、数学が必要なケースが多い
【理系】
中心科目:数学・理科・英語
-
理科の選択科目によって、受験できる学部・学科が決まる
-
「○○基礎」を履修していないと、「○○」の履修ができないことがある
よくある失敗
-
「暗記が苦手だから、なんとなく理系を選ぶ」
-
「数学が苦手だから、とりあえず文系へ」
→このような安易な判断は危険です。将来の目標や大学入試科目を見据えて選びましょう。
3. 学部の分類
【文系学部】
文学部/外国語学部/国際関係学部/法学部/経済学部/経営学部/商学部 など
【理系学部】
工学部/理学部/農学部/獣医学部/医学部/歯学部/薬学部 など
【どちらからも受験できる学部】
教育学部/情報系学部/環境系学部 など
※ 生活科学部(栄養系)や看護・医療学部は大学によって受験条件が異なりますので注意が必要です。
4. 地理歴史・公民・理科の選択
高校受験では5教科が決まっていましたが、大学入試では社会・理科の選択科目が自由になります。
しかし、その選択次第で、受験できる大学や学部が限られてしまうこともあります。
地理歴史・公民の選択(文系向け)
大学受験での選択は、「日本史」「世界史」「政治・経済」から選ぶのが一般的。
自分の興味のある科目を選ぶのが基本ですが、注意点もあります。
■ 日本史■
-
選択者が最も多い
-
中学で学習しているので親しみやすい
-
史料問題が多く、古文に強い人はやや有利
■ 世界史■
-
「タテ(国ごと)」+「ヨコ(同時代の他国との関係)」の理解が必要
-
国際関係や海外に興味がある人におすすめ
■ 政治・経済■
-
日本史や世界史に比べると暗記量は少なめ
-
経済分野は難しめ
-
時事問題に関心がある人に向いている
理科の選択(理系向け)
受験する学部・学科によって、受験科目が指定されていることが多いです。
入学後の履修を考えて選択科目を決めるべきです。
学部系統 | 必要な科目(例) |
---|---|
工学系(電気・通信・機械・建築など) | 物理+化学 |
材料工学・農芸化学・資源エネルギー | 化学+物理 |
農学・畜産・森林など | 生物+化学 |
薬学系(国公立) | 化学+1科目(生物 or 物理) |
医療・看護系 | 化学+生物 |
5. 文理選択は将来を左右する第一歩
- 科目選択は、大学入試や将来の進路に直結します
- 興味や得意・不得意だけでなく、志望学部・職業から逆算して選びましょう
-
志望校によっては、受験できない科目もあるので要確認!
文理選択で失敗しないために
-
科目の特徴や出題傾向を調べよう
-
志望学部・学科の受験科目を早めに確認しよう
-
困ったときは市田塾の先生や面談チューターに相談し、正しい情報を得て自分に合った選択をしよう!