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中学入試情報

 

2023年度 奈良県中学入試をふりかえって

 コロナ禍3年目に行われた2023年度中学入試ですが、かつての風景を少しずつ取り戻してきたように思われます。入試説明会や生徒募集につながる各種イベントを、規模を縮小したとはいえ、以前に近い形で実施できたといえるでしょう。その結果、受験者の増加につなげることができた中学校と、そうでない学校との差が開く結果となりました

 まず、奈良県内で偏差値70以上の最難関校である東大寺学園西大和学園の結果です。東大寺学園は昨年度よりも受験者を増やし、900人を超える受験者を集めました。コロナ禍で遠方の入試を嫌っていた他府県からの受験者が戻ってきたためだと思われます。ただ、その分合格者の数も増え、実質倍率は低下しました。一方西大和学園はほぼ昨年度並みの受験者でしたが、優秀な受験者が多かったようで、合格者が増加し、実質倍率は低下しました。このように最難関校の実質倍率が共に低下する結果となりました。

 続いて、奈良県内で偏差値60前後の難関校である帝塚山奈良学園です。昨年度の受験者大幅減少を受けて、大規模な募集要項の変更を行った帝塚山ですが、その変更が功を奏し、昨年度を大きく上回る受験者を集めました。その分合格者も増加はしましたが、実質倍率は上昇しました。逆に奈良学園帝塚山の変更の影響を受けて、C日程が帝塚山の2次Bと重なったためか、受験者を減らす結果となり、実質倍率も低下しました。

 最後に偏差値50前後の学校である智辯学園奈良カレッジ智辯学園聖心学園などですが、上記の学校に人気が集中したためか、軒並み受験者を減らす結果となりました。

 2024年度の近畿圏統一入試解禁日は1/13(土)が予定されており、その募集要項は7~9月にかけて多くの学校のホームページなどで公開されます。保護者の皆様におかれましては最新の情報に注意を払いつつ、受験や進学を考えている学校の説明会に積極的に参加していただけたらと思います。

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