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高校入試情報

令和5年度の奈良県公立高校一般選抜入試を振り返って

  

 ここ数年の公立高校一般選抜入試において、平城高校が令和2年度入試から募集停止となり、受検者層が重なる郡山高校高田高校一条高校などの競争倍率が特に高くなっていました。しかしながら、令和5年度入試においてはこれらの競争倍率が少し落ち着いた分、奈良北高校橿原高校桜井高校生駒高校などの競争倍率がここ数年の中ではかなり高くなりました。これは、私立高校に比べて公立高校への進学を希望する中3生が多くなり、特に模試偏差値が40台後半~50台の層に偏っていたのではないかと思います。

 これら公立高校上位校の競争倍率が高くなる中、確実に合格を勝ち取るには「内申点の確保」と「一夜漬けではない確実な解法の取得」が必要です。内申点については中3の2学期までに決まりますが、学力検査に向けての学習を入試前日までの期間、あきらめず頑張れば 合格できる学力を身につけることができます。

 今年度の公立高校入試においても、市田塾生の多くが本番で自己ベストの結果を残すことができました。これは確実に学力を上げて、ピークを入試本番にもってくることに成功したといえます。市田塾では、今後も授業でしっかりと教え込み、生徒全員が第一志望校合格をつかめるよう指導してまいります。

 

令和8年度入試より公立高校入試が大きく変わります

 

 3月22日、今年度の新中学1年生が受検する「令和8年度公立高校入学者選抜」について、奈良県教育委員会から発表がありました。今後、県民の意見を聞くパブリックコメントを募集したうえで、今年7月ごろに基本方針を公表する予定となっていますが、上記資料の①~③の実施はほぼ決定しています。

 これまでのように特色選抜と一般選抜の2つの入試を実施すると、高校の授業や行事の予定を圧迫するおそれがあるという声が現場から上がり、そうした問題を解決するために入試の一本化をはかることなりました。現在、中学2年生と中学3年生は現行制度のまま入試が行われますので、令和8年度入試から新制度に変わる見込みです。

 奈良高校、畝傍高校、郡山高校などの上位校については、今後も定員割れすることは考えにくいので大きな影響はありませんが、どうしても公立高校に進学したいという受検生は第2希望校を設定しておくことも可能です。専門学科や特色あるコース限定ですが、募集人員の一部について第2希望も含めて合否判定を行う場合があります。

 出願の際に提出する調査書(いわゆる内申点)の内容についても変更し、これまで評価の対象としていた中2と中3の成績に、新たに中1の成績を加えることになります。ただし、中1と中2については、通知表の観点3「主体的に学習に取り組む態度」という部分が評価の対象となります。これまでも通知表に記載されていたA・B・Cの3段階評価を得点化し、9教科分で合計27点満点となります。

 「観点3だけだから、中2までの間は心配ない」とは言えません。中間テストや期末テストにおいても、一部ですが観点3をはかる問題が出題されています。「中1から学習姿勢を身につけ、意欲をもって取り組めるように準備をしなければならない」ということです。さらにこれまでの135点満点から144点満点へと変わり、学力検査の得点(250点満点)に変更がないため、調査書成績の比重が少しだけ高くなりました。中1・中2からの学習が公立高校入試に大きく影響すると言えます。

 現在のところ説明できる内容は以上となりますが、今後も最新情報をご提供し、子どもたちの学習指導・進路指導に役立ててまいります。

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