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ISJ本部 實森

中学入試情報

2022年度 中学入試情報

 

  コロナ禍2年目に行われた2022年度の中学入試も、その影響は大きくなりました。
例えば、奈良県内の各私立中学の受験者数ですが、偏差値60を超える難関レベル以上の学校(東大寺・西大和・帝塚山・奈良学園)では軒並み受験者が減少しました。一方、偏差値が50前後の中堅レベルの学校(智辯学園・智辯学園奈良カレッジ・聖心学園)では受験者が増加しました。原因は様々あると思いますが、やはり休校や学級閉鎖などの影響で学力が難関レベルの層まで達しない生徒が多かったのがその一つだと考えられます。その結果、帝塚山や奈良学園の実質倍率はかなり低下し、昨年度よりは合格しやすかったといえます。ただし、受験者数が減少したにも関わらず最難関の東大寺と西大和は実質倍率が上がっています。受験者の増減に関わらず、やはり狭き門になったといえます。

 

 中学受験では、ほとんどの学校が教科学力試験による合否判定を行っています。しかし、最近の傾向として、学力以外の要素を選抜基準とする入試も浸透し始めています。その例として挙げられるのが、「自己推薦型入試」「適性検査型入試」「思考力型入試」などです。現在進められている大学入試改革を踏まえ、これらの入試を導入する学校が増えています。また、入試科目に「英語」を選択できる学校や英検などの所有資格に応じて、入学試験の点数に加点する学校も増えています。これは、2020年度の小学校における外国語教科化と大学入試改革における英語四技能評価(聞く・話す・読む・書く)の導入が背景にあると言えます。

 

 2023年度の近畿圏統一入試解禁日は1/14(土)が予定されており、その募集要項は7~9月にかけて多くの学校のホームページなどで公開されます。保護者の皆様におかれましては最新の情報に注意を払いつつ、受験や進学を考えている学校の説明会に積極的に参加していただけたらと思います。

 

◇2022年度 奈良県主要国私立中学校の入試結果

※受験者・合格者数は全日程の合計

※帝塚山の受験者には、第2志望・第3志望の数を含む

 

 

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