ここから本文です。
国語
常田
みんなで投稿 発見575
みんなで投稿 発見575
今年はおせち料理を作りました。季節のイベントって、本当に楽しいものですね。これから春夏と、生き物の生命力が感じられる季節になりますよ!
それでは、今回の特選の発表です!
書きぞめだ
すみは何色
楽しみだ
北うらけい
お習字をするときに墨(すみ)をすると、黒味を帯(お)びた中に、茶、青、紫(むらさき)など、いろいろな色がちらりと見えるのです。ただの黒ではなかったのです。「書初め」といえば、「うまく書けるかな」など、字のことに目が行くのですが、作者は墨の色そのものを「楽しみだ」と感じたのです。いい着眼点(ちゃくがんてん)です。「知らなかった」という今回のお題にもぴったりの一句でした。
冬の恋
みかんと一緒に
推しの応援
さゆ
触(ふ)れると解(と)けてしまう淡雪(あわゆき)のような、小さな恋心(こいごころ)。どんなにさむい日でも、心に小さな火をともしてくれる。「冬の恋」という表現が、詩の言葉として効(き)いています。たとえば、サッカーの試合を応援している作者。ポケットにはみかんがあります。「おつかれさま」と言って渡せたらいいな。みかんの甘酸っぱさや、温かい色味が、この句にいろどりを加えています。
次回のお題は「写真のように言葉で切り取れ!」です。
日常(にちじょう)の瞬間(しゅんかん)を575にしてみましょう。楽しい575を待っています。