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高等部 廣瀬

大学入試情報

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 「大学入試は高校入試と違って内申点は関係がないのだから、高校の定期テストは欠点を取らなければ良いんですよね」という声を時々聞きます。後半の「欠点を取らなければいい」という考え方が間違いなのは誰でも分かると思いますが、前半の「内申点が関係ない」というのも鵜呑みにしていると大きな機会を失いかねません。推薦入試があるからです。

 推薦入試と聞くと受験の主流ではないという印象を持つ人もいるかもしれませんが、令和3年度の私立大学入学者のうち学校推薦型選抜からの入学者が約44%を占めています。また国公立大学についても、国立大学の12%、公立大学では26%が学校推薦型選抜からの入学者になっており、受験機会の一つとしての認識が広がっています。市田塾高等部からも学校推薦型選抜で合格し京都大学大阪大学などに進学した卒業生がいます。

 主に学力試験で合否が決まる一般選抜に対して、学校推薦型選抜では学校での取り組みや実績(部活や生徒会など)をもとに、ペーパーテストでは測れない受験生の個性や意欲を評価します。具体的には、書類審査、小論文、面接、プレゼンテーションなどで判断され、共通テストや学力試験は課す大学と課さない大学があります。もちろん出願に際して学業成績について一定の基準が必要です。この成績基準として示されるものには、高校での成績を数値化した「全体の学習成績の状況」と「学習成績概評」の2種類があり、両者とも高校1年次から高校3年の1学期までに履修した科目の成績の平均値から決定されます。そのため定期テストはもちろん、提出物や発表などにも真剣に取り組む必要があります。この選抜方式には公募制と指定校制が含まれますが、指定校制の場合は希望者が多ければ校内選考になるため、学校生活での取り組みがさらに重視されることになります。

 近年の大学入試の傾向として、「少しでも偏差値の高い大学へ行きたい」という志向から「自分のやりたいことを実現できる大学へ行きたい」という志向への変化が指摘されます。小中学校でのキャリア教育も当たり前になっている中、自分なりのキャリアプランを抱いて大学へ進学しようという学生が今後も増加してくるでしょう。

 小中学部のみなさんも、高校に行ってからも小中学校の時と同じように定期テストも含めて学校での取り組みをしっかり行って、自分のやりたいことを実現できる高校生活を送ってください。

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