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大学共通テストをふりかえって

大学入学共通テスト
1月16日、17日に初めての「大学入学共通テスト」が実施されました。
従来のセンター試験と比べて思考力を問う問題が増えるとされ平均点の大幅な低下も予想されていましたが、実際には少し意外な結果となりました。
ここでは、2月18日に大学入試センターから発表された資料
(https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00040280.pdf&n=%28報道資料)実施結果の概要.pdf)をもとに数学と英語のポイントを概観していきます。

◎数学
 H29,30に実施された試行調査から想定された通り、日常の事象を題材にした問題(陸上競技を題材として2次関数を利用する問題)が出題されました。また、確率の問題には会話文が登場し全体として読むべき問題文の分量が増加しています。試行調査では平均正答率が4割前後で共通テストでも難化することが予想されていましたが、実際の平均点は、数ⅠA、数ⅡB共に6割弱でした。結果的にはセンター試験よりも高くなりました。ただ塾生の得点率分布を見ると、数ⅠAでは8割台が減少し7割台が大幅に増えるなどの偏りが見られます。問題傾向の変化は平均点よりも得点率分布に影響したのではないかと推測されます。また難化を想定して共通テスト対策に多くの時間を費やしたことが底上げの効果を生んだことも考えられます。国公立大学を志望する生徒は、思考力を問う一見すると解き難い設問を時間内にどう解くかが重要になってきます。高3での演習に時間を取るためには、高1、高2での単元学習の質を上げていくことが肝要です。

◎英語
 従来の筆記テストから発音問題や文法問題がなくなり、英文読解だけのリーディングのテストに変わりました。英文の総語数は約5500語で、昨年のセンター試験を約1200語以上上回っています。試験時間80分は変わっていないので、それだけ速く英文を読む必要が出てきます。読解演習の経験が足りないと時間内に終わらず、単語や文法などの基礎知識が不十分だと雑な読み方で得点を落とす結果になる問題でした。平均得点率は約59%でしたので、センター試験の平均点とほぼ変わらない結果でした。国公立受験生にとっては11月頃から読解演習に絞って学習できることになるので、むしろやりやすい試験になった印象があります。
 リスニングの試験も、読み上げ語数が約1100語から約1500語に増加しています。アメリカ人話者、イギリス人話者、ノンネイティブ話者が含まれ、多様な英語を聞き取る能力が試されています。またイラストや表、グラフを使用した設問が増え、単なる聞き取りだけでなく判断力や思考力が問われる内容になっていました。平均得点率は約56%なのでこれも例年通りと言えます。塾生の得点率分布も昨年と同じパターンを示しています。

 数学・英語とも試行調査から予想されていた平均点の大幅な低下は見られませんでした。これは問題作成者側の工夫と受験生の努力の両方が理由でしょう。実際例年のセンター試験に比べると共通テスト対策の比率を高めた受験生が多いように思います。難関国公立大志望者では数学・英語は特にセンター試験対策を行わない(する必要がない)受験生も多くいます。そういった学習時間の配分の違いが国公立大の2次試験の結果に反映される可能性もあるので、3月の合格発表と5月の得点開示の結果を注視していきたいと考えています。

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